安全で正しい鳥のフンの掃除方法とは?注意点と対策を解説
鳥のフンの正しい掃除方法とは?
この記事を読むための時間:5分
日頃生活のなかで鳥のフンがベランダや玄関の周りにちらかっていたら、とても嫌になりますよね。
ハトなどの鳥が家の周りに多いなと思ったら次の日にはフンでべちゃべちゃなんて経験あるでしょう。
鳥のフンはかわいてしまうと駆除しても落ちにくいので、ベランダなどでフンを見かけたら早めに取り除くことが大切です。
ブラシなどでキレイにしても数日後にはまたフンでべちゃべちゃになってりまったら、いたちごっこですよね。また鳥のフンにはさまざまな細菌が含まれていますので、衛生的にもよろしくありません。
そこで今回は安全で正しい鳥のフンを取り除く方法を説明いたします。
この記事を全て読めば正しい鳥のフンの方法が理解でき、フンの掃除とのいたちごっこに悩むことが無くなりますので、参考にしてください。
鳥のフンの正しい掃除のコツ!
結論から申しあげますと、鳥のフンを正しく掃除するコツは以下の3点です。
- 掃除に使った用具は使い捨てる
- マスクと手袋は着用する※できれば眼鏡やゴーグルも
- フンはふやかして拭き掃除する
上記の3点を守れば基本的に問題なく鳥のフンが掃除できます。
想像していたより難しくないですよね。
最初は慣れなくて掃除に時間が掛かってしまうかもしれませんが、
慣れたらすぐに鳥のフンを取り除くことができますので、ご安心ください。
以下に3つのポイントを一つずつ説明します。
基本的に掃除に使用した道具は使い捨てる
鳥のフンは皆さんが思っているより細菌やカビを豊富に含んでいるので、掃除に使用した道具は使い捨てましょう。
鳥のフンって犬や猫と違ってそこまで臭いもきつくないし見た目も白っぽいので、そこまで警戒しなくても大丈夫って思うかもしれませんが、実はとても危険です。
公園などの公共の場所で不特定多数の人間によって餌付けが行われるので、多数のハトが群れを作ってしまうのです。その結果付近の住宅やマンションにも鳥が住みつくようになり、大量のフンがたまってきて風により飛び散ったりします。
鳥のフンにはクレアニンという物質が大量に入っている場合があります。
このクレアニンにはクリプトコッカスという細菌の増殖に必須の栄養素でもあり、鳥のフンにはクリプトコッカス増殖の原因になる環境がそろっています。
鳥以外では猫のフンもこの菌の繁殖の可能性があります。
クリプトコッカスは人の肺などで増殖する傾向にあります。特に子供や高齢者などの免疫力が高い人にとっては、肺や脳に病変を作ってしまうことがあるます。
ハトなどの鳥は自分のフンがある場所は安全を思い込み、自分のフンにこだわりを持つ特性があります。
そのためハトなどの鳥に「ご自宅のベランダや玄関は安全だ」と思われてしまうと処理が大変です。
ハトが居ついた場所にはすぐに排便が溜まっていき、ハトの糞は衛生や美観が損なわれるだけではなく、他にも影響を及ぼします。
例えば洗濯物が汚れて干せなくなり、雨樋や排水溝に糞が詰まったりと、徐々に生活にも支障をきたすようになります。
マスクと手袋は着用する※できれば眼鏡やゴーグルも
次は掃除する際に用意する物を紹介します。
- マスク
- ゴム手袋
- 新聞紙
- ビニール袋
- ぬるま湯をいれる容器(バケツなどで可)
- 消毒液
上記の用具全てそろっていれば完璧と言えますが、揃えるのが難し場合は
マスクと手袋は必ず用意して下さい。
理由はフンから大気に飛び散った細菌やカビを体に取り込まない為です。
鳥のフンは思っている以上に雑菌などを含んでいますので絶対に直接手で触れてはだめですよ。
個人的に眼鏡やゴーグルも用意するのがおすすめになります。
掃除中のフンが目の付近に付着すると細菌が目の中に入り炎症などを起こす可能性が
あるからです。
消毒液は薬局やドラッグストアに売っている消毒用で問題ないのでご安心ください。
フンはふやかして拭き掃除する
ふやかして拭き掃除する理由は、乾燥したままのフンだとフンが大気中に飛び散ってしまうからです。
巻き上がった細かいフンを道に歩いている隣人が吸ってしまったりすると、病気や感染症になってしまう危険性がありますので、フンは水分で柔らかくして拭き掃除するのが大切です。
- フンにぬるま湯や消毒液をかけてふやかす
- ある程度柔らかくなったら新聞紙などでふきとる
- お湯などで洗い流して市販の消毒液で消毒する
以上のステップで掃除は完了です。
鳥のフンの危険性
鳥のフンは皆さんの想像や見た目以上に危険です。
ハトの糞は、近づくと湿っていても乾いていても悪臭がするんです。
さらに夏の高温時は、熱による反応が起きてさらに強い悪臭を放ちます。
糞を放置するとどんどん堆積していき、その場所だけではなく、周辺にも悪臭が漂うようになります。
またハトの糞には、さまざまな感染症の要因となる細菌やウイルスといった病原体が含まれており、乾燥した糞が飛散し、それを吸い込むことで人に感染します。
さらに怖いのは糞だけでなく、ハトそのものも身体にノミやダニといった寄生虫がいます。
ハトが飛び立つときなど、ノミやダニの死骸が飛び散るなどで人への影響が危惧されます。
掃除した後に鳥がこない対策方法!
掃除した後に鳥がこないためにおすすめするのが、「この場所は安全ではない」と鳥に認識させることです。
本記事で紹介したようにハトなどの鳥は安全だと認識した場所にフンをする傾向にあります。
鳥が来ない対策として、「ベランダや玄関に不要な物を置かない」「フンを見つけたらすぐ掃除して消毒」の2点を守って継続的に続けることができればハトが寄り付くことは無くなるでしょう。
以下にその理由を説明します。
ベランダや玄関に不要な物を置かない
ベランダや玄関に物が乱雑に置かれていると、鳥にとっては天敵からの死角になるんです!
しかも人間の心理として物が溢れる場所はもう諦めてしまうそのまま放置してしまうって傾向が強いんです。
散らかった場所はハトなどの鳥にとって絶好の安心スポットになってしまいますので、日ごとから整理整頓を心がけましょう。
フンを見つけたらすぐ掃除して消毒
鳥は物が無くキレイな場所は安全でないと判断してよってきません。
そのためいつも衛生的に保たれていると不安になり立ち去っていきます。
エタノールなどで消毒しておくことで鳥のフン以外の雑菌も駆除できますので一石二鳥になりますよ。
注意点としてエタノールをかけたあとにフンを拭きとることはあまり意味がありません。
エタノールに限らず消毒液は有機物があると急激に低下する傾向にあります。
しががってフンを拭きとったあとにエタノールをかけるのが正しい手順になります。
またエタノールは周囲の水分を吸収して急速に乾燥するので、細菌やカビなどの増殖も
防げますね。
防鳥ネットを取り付ける
ダメ押しとしておすすめする掃除した後に鳥がこないための対策として、防鳥ネットを取り付けることをおすすめします。
防鳥ネットとはよくマンションなどにかかっている緑色のネットのことです。
毎日のように鳥がよりついてフンをし続けると多少の掃除では鳥は諦めません。
そこで最終手段で物理的に鳥が侵入できない環境を作ればいいんです!
注意点としてベランダの天井が高い場合は自分でネットなどを貼るととても危険ですので、鳥を駆除する業者に相談しましょう。
まとめ
今回の紹介した、安全で正しい鳥のフンの掃除方法についてと注意点と対策をまとめると以下になります。
掃除のコツと方法
- 基本的に掃除に使用した道具は使い捨てる
- マスクと手袋は着用する※できれば眼鏡やゴーグルも
- フンはふやかして拭き掃除する←乾燥はNG
鳥が来ない対策
- ベランダや玄関に不要な物を置かない
- フンを見つけたらすぐ掃除して消毒
このポイントを守れば今まで悩まされていた鳥のフンとの戦いの日々は終焉を迎えるはずです。しかも道具は揃えやすい物ばかりです。
今回紹介したように鳥のフンは細菌やカビなどが豊富に含まれており、私たちが考えている以上に危険なものです。
公園などでハトにエサを与える光景はほほえましいですが、このような危険を招き入れている行為になるんです。
この記事を読んで鳥のフンの危険性や安全で正しい掃除方法は理解できたはずですので、是非今日から安全で正しい鳥のフンの掃除方法を実践してください。
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