鳥のフンに種類や見分け方ってあるの?それぞれの違いとリスクを解説
鳥のフンの種類やその見分け方?違いとリスクも
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皆さんが日頃、道端などで見かける鳥のフンって実は種類が異なっているのは御存じでしたでしょうか?
鳥のフンは道に落ちていたらよける程度しか考えていない方がほとんどですから種類や見分け方について気に留める事はないでしょう。
実は鳥のフンって私たちが思っている以上に危険な物なんです。
でもこの記事を読めば鳥のフンの種類やその見分け方、鳥のフンのリスクと危険性が理解できますのでご安心ください。
鳥のフンの種類と見分け方
鳥のフンの色が黒や緑など色の種類が異なっているのは、基本的に摂取した物の色に左右されます。
また色でその鳥の体調もある程度分かります。
例えば黒いフンであれば上部消化管で出血している可能性があります。
余談ですが鳥が飛び立つ前にフンをするのは、身体を軽くしたいという意味もあるそうです。
私たちの日常生活でフン害を及ぼす鳥は以下の4種類の鳥に分けられます。
- ハト
- カラス
- ムクドリ
- ヒヨドリ
それぞれの鳥の特徴を説明します。
- ハト
ハトは習性上、時間をかけて安全であるかを確認した上で巣を作る鳥です。
ハトのフンは白と黒がまざったような色しているのが特徴です。 ハトのフンが白い理由って考えたことがありますか? 実はハトのフンが白い理由は糞ではなく、尿らしいんです。 鳥は糞と尿が一緒に排泄されます。鳥は空を飛ぶ必要があるので、尿を液体にして排出するよりも、結晶化して固めて出したほうが体を軽くするのに役立ちます。 - カラス
ゴミなどをあさり、時には人を襲ったりすることがあるのがカラスです。
カラスはまだ日が昇りきらない早朝から活動します。 夜明けより約30分前にねぐらを飛び立ち、採食しに出かけます。食べ物をあさって満腹になると、昼間は休息したり、遊んだり、水浴びをしたりして過ごします。 - ムクドリ
黒褐色の体とオレンジ色の鋭い嘴が特徴的な身近な野鳥です。顔には白い羽毛が不規則に生えており、黒い目にアイリングはありません。 - ヒヨドリ
スズメ目ヒヨドリ科に分類され、森林や市街地でも姿を見ることができる身近な野鳥です。
名前の由来にもなっている「ヒーヨ、ヒーヨ」という鳴き声は、甲高く、都市部では騒音被害として報告されることもあります。
鳥のフンのリスク
ハトやカラス、スズメなど私たちが日常よく見かける鳥のフンは私たちが思っている以上に危険なものですので、そのリスクを説明します。
ハトなどの鳥のフンには感染症の要因となる多くの細菌は含まれています。
健康な人であれば感染しても発病することはほとんどありませんが、小さなお子さんや高齢者、免疫力が低い方にとって、とても危険とリスクが潜んでいます。
- サルモネラ食中毒
ハトの約2%がサルモネラ菌を保有していると言われています。
そのため、排泄物にサルモネラ菌が含まれ食中毒を起こす危険性があります。 - オウム病
この病気は鳥と人との接触によって感染する可能性があります。
軽症であれば風邪のような症状で済みますが、重症になると肺炎のような症状を引き起こす可能性があります。フンなどにふれるとオウム病になるリスクもあります。 - クリプトコッカス症(カビ菌)
ハトや鶏のフンから繁殖すると言われている菌で、鳥以外では猫のフンでも感染する可能性があります。 クリプトコッカスは人の肺などで増殖して子供や高齢者などの免疫力が低い人たちの肺や脳に病変を作ることがあります。 鳥のフンがたまっている場所で風によってこの菌が人の口や鼻の中に入るリスクが発生するのです。頻繁に掃除をすることがクリプトコッカス症に対する最も有効的な手段になります。 - ニューカッスル病
鳥から鳥への感染は感染した鳥のくしゃみ・鼻水や排泄物を口や鼻から接種する呼吸器感染、感染鳥と接触して感染する直接感染する病気でとてもリスクが高いです。
まとめ
今回紹介した、鳥のフンの種類やその見分け方とリスクについてまとめると、以下になります。
鳥のフンの種類と見分け方
鳥のフンの色が黒や緑など色の種類が異なっているのは、基本的に摂取した物の色に左右される。
例えば黒いフンであれば上部消化管で出血している可能性がある。
鳥のフンに対するリスク
鳥のフンには想像以上の細菌やカビは含まれている。
私たちが日常何気なく見かける鳥のフンには私たちが想像以上の危険性があります。
また鳥のフンの色で鳥の体調もある程度把握することができます。