鳥よけにCDに効果があるのは最初だけ?設置場所には工夫が必要
鳥よけCDの効果を検証、ベストな設置場所は?
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鳥よけのCD はよく見かける対策です。一軒家のお庭やマンションのベランダ、畑などに、CD がぶら下がっているのを見かけたことがある方も多いでしょう。
とても手軽でお金もかからない方法ですが、効果のほどはどうでしょうか。
CDの鳥よけ効果を検証しながら、設置場所について注意点を解説します。
鳥よけに何故CDなのか
鳥よけ用のCDは100円ショップでも販売されているので、試してみた方もいることでしょう。
CDは表面がキラキラしているので、太陽光があたると光を反射して眩しいです。その光によって鳥が怖がるため、鳥よけになると考えられています。
CD以外にも、視覚によって鳥を忌避する商品は少なくありません。中央に目玉のついた風船や、表面がキラキラしているフクロウの置物、蛇の鱗柄のフィルムなどです。
鳥は警戒心が強いため、鳥が驚き怯えるようなものを設置すればある程度効果があると考えられます。しかし、鳥は一旦気に入った場所に執着し、とてもしつこいです。そのため、これさえ設置すればどんな場合でも、ずっと被害を避けられるということはありません。
鳥よけCDの効果があるのはいつ?
視覚で鳥を近づけないグッズの場合は、はじめは見慣れないものや光が反射するのに驚いて、鳥は警戒します。しかし、案山子の頭の上にカラスが止まっている光景などを見たことはないでしょうか。
こうした鳥よけは見た目だけのため、しばらくすると自分たちに特に害がないことを鳥たちも気づきます。そのため、何度か見るうちに慣れてしまうこともあるでしょう。また、その場所に対して既に強い執着がある場合は、鳥はあきらめずに頻繁にやって来ます。
要するに、常につるし続けていれば、必ず鳥が驚き、近づかないようになるわけではないのです。既に日常的に長時間居座っていたり、巣を作っていたりした場合、効果はかなり薄いでしょう。
鳥よけCDに効果があるのは、たまに鳥が飛来する段階、それも限られた期間といえます。本格的に鳥を避けるには、鳥よけCDのみでは難しいでしょう。
近所迷惑にならない鳥よけCDの適切な設置場所は?
周囲に人家のない畑に設置するならどこに置いても問題ありませんが、集合住宅のベランダや壁のない庭などに設置する場合、ご近所の迷惑にならないようにする必要があります。
CDによる光の反射は鳥だけではなく、人間にとっても眩しいです。また、住宅街の美観にも関わるので、嫌がられることがあります。
実際に向かいの家のベランダに設置してある鳥よけのCDが眩しくて迷惑していると、クレームをしたという事例もあるようです。
どのようにCDが光を反射するかを確認するのは簡単ではありません。しかし、日当たりのよいベランダで正面に住宅やアパートやマンションがある場合は、そういうリスクがあると考えられるので注意が必要です。
また、ある程度高い位置に設置する場合は、落下しないようにしっかり固定する必要があります。強風の日は取り外す必要があるでしょう。そういう面でもたくさん設置するのは面倒です。
とはいうものの、目立たない場所に1つだけ設置しているだけでは、鳥の目にも入らず意味がありません。
鳥よけCD として販売されている商品の説明を読むと、2~3mの間隔で設置するようにとあります。また、表面のキラキラが剥がれてしまうと光が反射しないので、数カ月に1回は交換するとよいでしょう。
もっとも、そんなに長い間、CDを設置していては鳥よけの効果は低いと考えられます。
鳥よけCDのみでは高い効果は望めない
鳥よけCDの場合は、鳥がわりとすぐに慣れてしまい見向きもされなくなることが多いです。また、その場所を自分の縄張りとして執着している鳥の場合は、ほとんど効果はないと考えられます。
鳥よけCDを設置して鳥を追い払いたい場合は、他の鳥よけグッズも併用して鳥にあきらめてもらうようにしましょう。また、巣を作るなど状況が悪化した場合は、プロに依頼して確実に追い払うことが一番の早道です。
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